2016年5月15日日曜日

トチの花

昨年、いつも通る道の牛飼いさんの家のトチノキが花をつけているのを見つけました。
訪ねてみようと思いながら、その道を通っているときはいつも急いでいて、気がついたら花が散っていました。
今年もトチの花が咲く季節になったので気をつけてみていたら、しばらく前から花が咲いていました。

牛飼いさんの家は、立派な塀をめぐらした、四足門のある家です。
四足門をくぐって中には入らない所に生えているとはいえ、他人さまの敷地内、入っていくのはためらわれましたが、
「今日を逃したら、散ってしまう」
と、思い切って訪ねてみました。

 
幸い、ご当主が牛に餌をやっているところだったので、トチの花が見たい旨を伝えて、見せていただきました。
  

道から見たときは気がつきませんでしたが、四本並んでいて、多少はありましたが、どの木にも花が咲いています。
我が家の木と、大きさ、太さはほとんど変わりません。


私は、ヨーロッパのマロニエより、北アメリカのアカバナトチノキより、マロニエとアカバナトチノキの交配種のベニバナトチノキより、トチノキの花が好きです。
 

それにしても、どうして我が家のトチノキには、花が咲かないのでしょう?
牛飼いさんの家では、四本並んでいましたが、木に雌雄があるとか、二本以上植えなければ咲かないとか、咲く木もあれば咲かない木もあるなどと、聞いたことがありません。


そういえば、益子の郊外のホテルの前には、たくさんのトチノキが植えてあって、どれも高く育っているのですが、どの木にも、花が咲いているのも、実が生っているのも見たことがありません。

我が家のトチノキ、伐りどきかもしれません。






4 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

結構華やかな花が咲くんですね~。シャンシャン♪と振りたくなりそうです。

さんのコメント...

hiyocoさん
そうなんです。昔、東北本線で北へ行く車窓から、山に咲くトチの花を初めて見たときは、感動しました。鈴のようでもあるし、キャンドルを立てたようでもあって。
ホオの花もコブシの花も東北本線の車窓で初めて見たような気がします。そんなに北にばかりに行っていたわけではないのですけどね(笑)。
とくに、トチの花もホオの花も、見上げるのではなく、見下ろすように見ると素敵です。
ベニバナトチノキは街路樹などで咲いているのを見ます。華やかですけれど、トチの花の方が好き。マロニエはコペンハーゲンで見ましたが、あんまりきれいじゃなかった。あれっ、実が生っていただけだったかな?もう忘れています(笑)。
家の木は、昨年から、「咲かないと伐るぞ」と脅し続けたのですが、通じなかったみたい、もし、夏に葉に病気が出たら、切ってしまいます。

karat さんのコメント...

トチノキって、トーチの木?って思いそうな花ですね(^^;)…。
近くの団地の敷地にも大きなトチノキが並んでいて、花は気が付かない(高いところにあるので)けれど、秋になると実が落ちています。つやつやのかわいい実で、見つけたらみんな拾うみたいで、大体抜け殻になってます。食べられるということですが、流水で長い間さらさなければいけないそうで、拾った数粒を水道水でさらしていたら水道代が大変なことになる…近くにきれいな谷川の流れているような所で可能な食べ物ですね…。

さんのコメント...

karatさん
トーチの木って、いいですね(^^♪
秋に実が落ちているなら、花見にまだ間に合うかも。見上げるより山の斜面などに生えているのを見下ろすのが一番素敵ですが。
実は、ストラップにしてお土産ものとして売っているのも見かけます。殻からちょっと覗いているところがまたかわいいですね。骨董市でも、いつも持っている骨董屋さんもいます。
ドングリにしろ、トチの実にしろ、家族に食べさせたい、子どもの喜ぶ顔を見たいという強い心がないと、面倒な工程をやりきることができません。でも、どちらも美味しいですよね。
そんな愛を持った人が近くにいてくれたら、どんなに嬉しいことでしょう。
「私、食べる人」の意見でした(笑)。