2016年6月7日火曜日

はい


骨董市で、まことさんが、へんてこりんなものを持っていました。


半分に切った大きなタカラガイに孔を開け、自分で絹糸を撚ってつくった紐で、小さなタカラガイを結びつけています。
根付でもないし、なんだろう?
「これなあに?」
「はいじゃないか」
「はい?ああ、盃か。へぇぇ」
商品だったとは思えません。風流人が、しこしこと貝を切って、自分でつくったのでしょうか。

 
タカラガイはあまり欠けたりしないものですから、貝の内側を見たことがありませんでした。
模様がついています。


渦巻き紋です。
 

そして、反対側には小さな突起が。


一献傾けてみてもいいけれど、タカラガイの盃はやっぱり海岸に似合います。
 

それでも、客人があるとき、卓上にこれをさりげなく伏せておいて、
「さっ、どうぞ、どうぞ」
とお酒を勧めたらどうでしょう?
中には楽しんでくれる人もいるかもしれません。


大きいのはホシダカラか、小さいのは何でしょう?






5 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

小さいのはヒメホシダカラです。この盃はテーブルに置いた時にコロンと転がらないのですか?ホシダカラを盃にするなんて面白いですね。
いろいろタカラガイお持ちですね!どこで拾われたんですか?

さんのコメント...

hiyocoさん
ありがとう。ホシダカラって日本近海にいるにしては大きなタカラガイですね。
ちょっと座りは悪いけれど、チロリと一緒の写真は、お酒でなくて水を入れてあります。安定しないけれど、なんとか大丈夫です。でも、注いでもらったら飲み乾して置くってところでしょうか。もっとも、風流人がつくったとしたら、ふかふかの座布団がついていたかも。

ほかの浜のもあったかもしれないけれど、タカラガイは基本、茨城の海で拾ったものです。ただ、左上の大きくて白いのはタイのプーケットで拾いました。小さな浜で、濡れて光っているのを見つけたときは、ぞくぞくっとしました(笑)。
mmerianさんから、宮崎の浜で拾ったタカラガイも送ってもらったのですが、なにせ記録が苦手なので、mmerian宝箱に、他のものと一緒に入れたままです。このタカラガイたちはいつも、ビンに一緒に入れています。
飾る能力はそこそこですが、記録能力となるとからきしダメ、たぶん、拾った場所や日時を入れても、引き出しにしまったりしたら、あったことも忘れてしまいそうです。

Shige さんのコメント...

へぇ~!!
こんなもの造る人がいるんですね。
ホシダカラは巻貝なので、殻口は一筋の溝に見えますが、中にはずっと螺旋が続き、そん先端がうずまき文ですね。その反対側が、支えでつながってる部分を削り、突起になったのでしょう。
紐の先には、オミナエシダカラを結わえてますね。

これはもう一気に飲み干すしかない、置けない杯ですね。

楽器・・・でもなさそうだし。

Shige さんのコメント...

あ、オミナエシじゃなく、ヒメホシですね。
老眼鏡忘れてた。
そしてhiyocoさんのコメントにありましたね。(笑)

さんのコメント...

Shigeさん
世の中には、Shigeさんも含めて手先が器用でマメで多才な方が、多々いらっしゃいますね。
中に、貝の端が巻き込んでいるのは知っていましたが、こんな素敵な渦巻きになっていたとは。どうも好奇心が中途半端というか、欠如して、中を想像したこともありませんでした。つくった方はもちろん知っていたのでしょう。
Shigeさん老眼鏡がなくても文字が読めるのだからすごい!私など、後からなった(と言っても40代前半)のに、夫を追い越し、母など、ずっと後ろの方に追い越してしまいました(笑)。