結局、福井からこれだけ持ち帰りました。
拾ったものがおもですが、いただいたものも、いっぱいあります。
そんな中で、まず、行く前から、
「拾いたい、拾うぞ」
と、期待に胸をふくらませていた白樺の浮きです。
白樺の浮きは、ロシアなど北方でつくられ、使われています。
Shigeさんによると、漁網の切れ端に、ハングルの刻印されたプラスティックの浮きと白樺の浮きとが混じって使われているのを見たことがあり、ロシアだけでなく、北朝鮮でもつくられ、つかわれているのではないかということです。
白樺の浮きは、ときには網ごと、大量に流れついたりします。
福井のあたりではありきたりの漂着物なので、今回のビーチコーミングでも、日本海のビーチコーマーさんたちは、全然関心を持っていませんでした。
北海道ののらさんも、
「北海道でも拾えるから」
と、気にしていませんでした。
白樺の木の皮は、はぐと外側を中にしてくるっと巻く習性があります。白樺の浮きはそれを利用してつくったものです。
さて、そんなに意気込んで臨んだのに、記念すべき一つ目の白樺の浮きは、気づかず通り過ぎ、後ろからあかずきんさんに声を掛けていただいて引き返し、やっと拾いました。
そのあとはもう、見つけるたびに嬉しくて、夢中でした。
いくつか拾ううち、さすがにぼろぼろのものには手を伸ばさなくなりましたが、ちょっと形が崩れたものは、喜んで拾いました。
それを、家に帰ってから、鍋に入れてしばらく茹で、柔らかくして巻きなおし、一晩輪ゴムをはめておきました。
上出来、上出来、崩れていたのに、すっかりよい姿に固まりました。
白樺の浮きは、皮をはがしたときの厚みが関係しているのか、長くぐるぐる巻いた柔らかめのものと、比較的短めの材料でつくった、固いものがありました。
また、網が引っかかったりしないように、角を丸くして、丁寧につくっているものもあります。
福井の教室が終わってからうかがった、名古屋のShigeさんのおうちでは、角を取っただけでなく、形が崩れないよう釘を打っているものを、見せていただきましたが、それはそれは完成された、美しい形をしていました。
これは、拾ったものではなく、Shigeさんにいただいたものですが、全体に孔が開いています。
穿孔貝の仕業かな?
その孔に、石が詰まったり、ガラス片が詰まったりしています。
正直、もっと拾いたかった。
持って帰れないほどの白樺の浮き囲まれてみたかった私は、なんと欲張りなのでしょう。
4 件のコメント:
うーむ。うらやましい限りです(^^;)。右のかごのガラスの浮きも貝殻も気になります。
karatさん
うらやましいでしょう(^^♪来年参加なさってはいかがですか?
貝殻やガラス浮きは追って紹介します。といっても、ガラス浮きはいただいたものです。一度も拾ったことがありません。拾ってみたいけれど、私、他の人が拾ったものでも、ぜーんぜんかまいません(笑)。
白樺ウキは宮崎にも全くないので、私も萌えました。
日本海は大陸の対岸だなーと実感できますよね。
mmerianさん
ですよねぇ。
化石とか石とか貝とか、まったく自然のつくるものもいいけれど、ガラス浮き、木のアカクミ、白樺浮き、竹の編針など、人が手でつくったものには、限りなく惹かれます(^^♪
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