長々と書いてきた「福井報告」も「お土産編」で終わりです。
上はヒッコリーの実、北海道ののらさんからいただきました。
ヒッコリーは北米原産のクルミ科の高木、実が食べられます。
のらさんからのヒメグルミ。
ヒメグルミは、逗子で拾ったことがありました。
やはりのらさんからのアカカシのどんぐり。
はかまが帽子のようで、何とも言えず素敵です。
追記:
のらさんから、アカカシではなくアカナラだとの指摘をいただいたので訂正、アカナラです。
ことまるさんからいただいた、漂着物のチャンギ(朝鮮将棋)の駒と、100円ショップで5粒100円で売られていたパラゴムの実で手づくりされたストラップです。
チャンギの駒は、今回のビーチコーミングでも拾われた方がいました。船上で遊んだのが落ちたものか、負けて悔しまぎれにぶちまけたものか、浜には驚くほど寄るそうですが、日本の将棋の駒は、全く漂着しないそうです。
パラゴムの種は、その昔、イギリス人がアマゾンから隠し持って帰り、植民地であったマレーシアで栽培して、やがて唯一の生産国だったブラジルに打撃を与え、世界でゴム産業が盛んになったという、伝説の種です。
もとは、熱帯多雨林にしか育ちませんでしたが、品種改良が進んだのか、雨季と乾季がはっきりした、赤道から離れた場所でも育つようになり、パラゴムのプランテーション化では、カンボジア、タイ、ラオスなどたくさんの場所で、住民との問題を引き起こしています。
元々、東南アジアは土地面積のわりに人口が少なく、伝統的には、土地登記の必要がありませんでした。ところが、近代になって土地登記がされるようになり、それを知る位置にある都市人が、勝手に目をつけた土地を登記して、所有権を主張するという問題が至る所で見られます。登記をしていない、登記を知らない、あるいは登記にかかる費用を負担できない人たちが、住んでいるところを追われてしまうのです。
また、タイのように、外資がパラゴムの栽培を奨励し、田んぼ、畑、森林などをパラゴム園に変えさせる動きも活発になっています。
パラゴムの栽培は、人々から土地や食物生産生活を奪うという社会問題と、植生を単一化させて、地味を奪ったり気候を変えたりという環境問題の、両方を引き起こしているのです。
これはろっかくさんからいただいた、「まめに」という糖衣をまとった大豆、美味しくいただきました。
そして、Shigeさんにいただいた、鹿の角です。
Shigeさんをはじめとして、みなさん、福井での楽しい時間をありがとうございました。
2 件のコメント:
ヒッコリーってデニムの柄でしか知りませんでしたが、クルミの種類なんですね~。ペカンナッツと一緒かな?それならミックスナッツに入っているので知らないうちに食べていたことになります。
アカカシのどんぐりはベレー帽を被っているみたいでかわいい!
鹿の角もいいですね。まだ1本しか拾ったことありません。でも鹿が増えているからこれから拾う機会が増えたりして。先日博物館でタイワンジカの頭骨や角が占領するボランティア室でお昼ご飯を食べました(笑)。タイワンジカは日本の鹿と違って希少種のようです。
hiyocoさん
ヒッコリーで検索すると、まずデニムの縞柄が出てきたのでびっくり、知りませんでした。
ヒッコリーは確かにペカンナッツのようですね。私は『大きな森の小さな家』シリーズなどでヒッコリーの名はお馴染みなのだけれど、名前で憶えているだけ、しかもヨーロッパのヘーゼルナッツとか、物語によく出てくるハシバミとか、調べもせず頭の中で混同してしまっていました。
アカカシ、本当にかわいいですよね。ドングリは帽子が取れないように取っておけないかといつも思いますが、無理ですね(笑)。
鹿の角、完全なものは、そう関心がありませんが、波に洗われて、折れて、摩耗したのは、とっても素敵です(^^♪
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