サハラ砂漠のバラです。
私の持っているものとしては、超豪華な石です。
アフリカの工芸品や布などを輸入しているお店がマリで手に入れたもので、何年も置いていても誰も買わなかったのか、四分の一ほどに値下げしたときに手に入れたものです。
長さは32センチ、幅は20センチあります。
砂漠のバラは、石膏(硫酸カルシウム、CaSO4)が、長い時間をかけて固まってできたものです。
本来、鉱物の結晶は透明で滑らかなものとなりますが、砂漠のバラは砂と一体化しているため、茶桃色で、ざらざらしています。
ところどころ欠けていますが仕方がありません。
手を掛けて持とうとすると、どこも薄い板状の石でできている上に重いので、持ち上げるだけで欠けそうになります。
この砂漠のバラの裏(にして置いている側)は、何か所もブリッジのようになっています。
ひっくり返してその写真を撮ろうとしたのですが、力の掛け方を変えようとして、持っていたところが小さく欠けたので、諦めました。
よくぞ、マリからこれだけの欠けだけで運ばれてきたものです。
砂漠のバラは、水に溶けたミネラルが結晶に成長するものです。
ということは、砂漠といえども水がなかった地域からは出てこない、サハラ砂漠の、これが採取された場所、マリの近くには、かつては水が存在していたという証拠でもあります。
それにしても、砂漠のバラは神秘的です。
高いところには置けないので、床近くに置いていて、埃や犬猫の毛にまみれていますが。
2 件のコメント:
いいですね。手に取って見たいと思っていて、なかなかご縁がない石ですが、写真でアップされたところを見ると、互いにかみ合っているというか、固い紙に切れ込みを入れてお互いにはめたみたいな作りなのですね…。どっちが先でしょうか大きい方に小さい方が結晶していくんでしょうか…?いずれにしても大変長い時間をかけてできたものなのでしょうね…。砂漠で、砂の中にそれを見つけるのでしょうか?それとも洞窟みたいなところにあるのでしょうか?見つけたら感動でしょうね…。
karatさん
これだけ成長するには、どれくらいの時間がかかったのかと、ため息が出ます。
小さい薄焼きせんべいを、接着剤で組み立てたような形をしていますが、その割には結構重くて、うっかりしたところを持つと、重さに耐えられなくて欠けてしまいます。
上から見下ろすより、横から見た方が迫力がありますが、怖くて高いところに置けない、いつも玄関ホールに置きっぱなしで、埃をかぶっています。
どうやって探すかは、見当もつきません。丸っこいの(http://manekineko44.blogspot.jp/2009/08/blog-post_06.html)だったら、友人はただ、拾ったみたいでした(^^♪
デザートローズには、岩みたいに大きくて持てないものもあるようです。モロッコが有名ですが、マリにあったということなので、マリの人が探してきたものだと思います。探して、持って帰ってくるまでに相当欠けそうで、もし私が見つけたなら、どうやって運ぶか、途方に暮れてしまいます(笑)。
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