骨董市で、馴染みってほどではないけれど、15年も前から知っている骨董屋さんの店先に、珍しく、植物の鉢が置いてありました。
「ジュズサンゴよ。今年はいっぱい実がついたの。かわいいでしょう?」
ジュズサンゴ(Rivina humilis)は、北米南部から南米にかけて分布するヤマゴボウ科の多年草で、アメリカのアーカンソー州やオクラホマ州からカリブ海を経て、中米、南米の熱帯地域に広がっていて、森林や雑木林、道端など、半日蔭になるようなやや湿り気のある場所に自生しています。
日本には大正時代初期に渡来して、現在では小笠原諸島や沖縄などで、帰化植物として野生化しているそうです。
「鉢をいっぱい増やしすぎちゃったのよ。引っ越しするから、整理しようと思って。300円よ」
300円?
まるで、おもちゃ骨董のさわださんのようでした。
花期は6月から10月だそうです。
なが!
300円でそんなに長く花や実が見られるなんて楽しいじゃないですか。
タイなど熱帯の雑草が日本では「花」として売られているのを、花屋さんでよく見かけます。
なんてこと?と思っていたのに、アメリカ大陸の雑草(雑木)を買ってしまいました。
0 件のコメント:
コメントを投稿