徳島の、吉野川の支流の家賀(けが)集落では、Mさんの家を訪れました。
Mさんたちは、古い家を改修して移り住み、農業をして暮らしていらっしゃいます。
収穫したタカキビや、
キビ、
綿などが干してありました。
庭の砕石の間に生えている雑草が可憐です。
こんな草なら、我が家の庭にも欲しいところですが、名前はわかりません。
庭に、真っ赤な実が落ちていました。
「あれは何ですか?」
「山シャクヤクの実ですよ。この赤いのは種ではなくて、鳥の注意を引くための「おとり」で、黒いのだけが種なんです」
と、Mさんはその実を、めちゃくちゃにむしってしまいました。
「???そうですか」
そのときは、黒い種と赤い種の関係がどうなっているのか、想像がつきませんでしたが、ネット検索して納得しました。
山シャクヤクの種は、こんな風につくのです。
井戸のほとりに生えていたのは、ビナンカズラでした。
実も生っています。
庭の一角に生えているのは、ミゾソバに見えました。
それにしても花が豪華でたくさんついているので、Mさんに訊いてみました。
「それは、赤い花のソバです」
「へぇぇぇ!」
これも、帰ってからネットで検索してみました。赤い花のソバは、1987年に、信州大学の氏原暉男氏がヒマラヤの標高3800メートルののところから持ち帰り、その後品種改良を加えたもので、信州の高地にはよく植えられているものだそうです。
2 件のコメント:
お帰りなさい。八郷の日々のコメントの返信がないなぁと思っていたら、神奈川飛びこして徳島までお出かけだったのですね!ヤマシャクヤクの実、面白い!赤いのはダミーなんですね~。赤だけ食べられちゃうってことないんですかね(笑)。
hiyocoさん
失礼しました。
赤で目を引くという発想、ではどうして種を赤くしないのか、ヤマシャクヤクに訊いてみたいですね(笑)。鳥を寄せるということは、鳥が種を運ぶってこと?だったら黒い種だけを鳥が食べて、赤いのは残るってことになるんじゃないかしら?
自然の営みって、ほんとうにいろいろ。きっと深いわけがあったんでしょうね。
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