2014年6月20日金曜日

梅仕事(三)梅ジャム


一番簡単そうだから、おもには梅ジャムをつくろうと考えたのは、ちょっと浅はかでした。
軽く見過ぎて、つくり方を間違えてしまったのです。

まず、梅をそのまま茹でました。


水を代えて、もう一度茹でこぼした時点で、梅はすっかり形をなくしていました。そんなはずじゃなかったのです。
ジャムにするのだからと、黄色くなるまで置いておいたのですが、柔らかくなり過ぎていたのでしょう、茹でる前に種を取るべきでした。



生協で貰ったレシピには、種を取って果肉は刻むと書いてありますが、そんなことができる状態ではありません。
べとべとに崩れた果肉から、種を一つずつ菜箸でつまんで取り出しました。


梅が3キロで、種は200個ほどもありました。
どうやって、種についた果肉を取り出そうか?
やっぱり裏ごしです。


やれやれ。
茹でたとき、種からペクチンが出たと思えばあきらめもつきますが、ペクチンを取るだけなら、夏ミカンジャムのように、少量の水で種だけを別に煮てペクチンを取り出して、それを果肉に加えるという手もありました。


裏ごしした果肉は、果肉のお鍋に戻します。
裏ごしは休み休みやったのですが、やっぱり疲れました。
おかげで、ジャムを煮ている写真を撮るのを、すっかり忘れてしまいました。


できたジャムです。
いちじくより、ぶどうより大変だった。
このジャムは誰にもおすそ分けしないで、一人占めにしようと心に誓いました。
お味?超美味です。砂糖は最初の梅の重さの半量ちょっとでした。



2014年6月19日木曜日

梅仕事(二)梅酵素ジュース


mmerianさんが、
「梅酵素ジュースがおいしいですよ」
と教えてくれたので、つくってみました。
梅、砂糖、ビンと、あとは自分の「手」だけでできるのが魅力的です。


梅は三つに切って、砂糖を敷いた上に乗せ、あとは交互に重ねます。

ネットで見たレシピには「砂糖は梅の重さの110%」とありましたが、 勝手に同量にしてしまいました。
仕込んだ後でkuskusさんに会ったら、酵素ジュースの場合は、浸透圧で一気にエキスを抽出するので、砂糖は110%がいいこと、 砂糖は何故だか漂白していないものより白砂糖の方が、抽出率がいいことなど、教えてくれました。
次回は110%を守ってみようと思っています。


梅と砂糖を重ねたあと、最後は砂糖をかぶせて、蓋をしないで置きます。
これが、日曜日に朝でした。
 

夕方に見ると、多少水が上がっていたので、洗った手を入れて、よく混じるようにかき混ぜます。


二日目の朝、もうずいぶん水が高くなっています。


朝夕二回、
「おいしくなれ、おいしくなぁれ」
と手でかき混ぜます。


水が上がるにつれて、梅はどんどんしなびていきます。


かき混ぜた手はなめて、ときどきは梅もつまんで食べました。


木曜日の朝、五日目の状態です。
梅がしわしわになって浮くようになっていますが、細かい泡はまだ出ていません。出来上がりの目安は一週間だそうです。

kuskusさんの話では、酸味のある梅酵素ジュースは格別においしいけれど、ホウレンソウや小松菜などの野菜やヨモギなど何からでも酵素ジュースができて、身体によいそうです。
また、酵素ジュースは砂糖をたくさん使用しますが、エキスもたくさん抽出しているので、ほんの少量を水や炭酸、お酒などで割るとおいしくいただけるそうです。




2014年6月18日水曜日

パートドフリュイ


拾った梅で、karatさんがつくったというパートドフリュイをつくってみます。
一キロほどの梅を水に入れて弱火に掛けました。
30分も経って、忘れそうになったころ、ふつふつと泡が浮いてきました。


沸騰寸前で火をとめて、そのまま冷まします。


皮をむいて裏ごしします。
裏ごしは嫌だなぁと思っていたのですが、案の定、嫌でした。やってみた感じでは果肉はすでに柔らかいし、ただつぶしただけでもよさそうでした。


ペイストになった梅の半量の砂糖を加え、火にかけてかき混ぜます。
もったりと重くなり、へらの動きに連れてなべ底がよく見えるようになったら火をとめ、クローブの粉とレモン汁(なかったので割愛)を入れて、ラップを敷いた型に流します。


なかなか固まらないようだったら、もう一度火にかけて水分を飛ばせば、固くなります。


切りわけてグラニュー糖をまぶしたら、パートドフリュイのできあがり。お味は西洋版、「水戸ののし梅」といったところです。
グラニュー糖をまぶしてから時間が経つと、ちょっとべとべとした感じになってくるということは、水分の飛ばし方、ちょっと足りなかったということでしょう。
というわけで、バットに入れたまま冷蔵庫に入れて、食べる分だけ切って、グラニュー糖をまぶさないでいただいています。
美味、美味。



2014年6月17日火曜日

赤ちゃんカマキリ


作業していたら、蟻が登ってきました。
と、よく見ると、小さなカマキリでした。土曜日のことです。
 

カマキリは、大きくなるとじっとして動きませんが、小さい時はちょこまかちょこまか歩き回ります。


月曜日、同じところで作業をはじめたら、さっそく同じように足が縞々になった小さいカマキリが現れました。
「おやっ、一昨日のカマキリくん?」
と見ていると、またそっくりなカマキリがよじ登ってきました。なんだ、一緒に生まれた子どもたちはみんな縞々の足をしていたのでした。


咲きはじめたカキツバタの花びらには、もうちょっと大きくなったカマキリがいました。 全長2センチくらいでしょうか。
 

さぁて、こんな小さなカマキリは、いったい何を食べて大きくなるのかな?


今年も、我が家の庭は、これからカマキリ天国です。




2014年6月16日月曜日

アジサイ


アジサイの目立つ季節です。


以前、ヴェトナム系アメリカ人のクリスが来たとき、
「どうして、日本人はこんなにアジサイが好きなの?」
と、たずねられました。
「今はアジサイの季節なのよ」
彼が来たのが六月だったので、どこを見ても、アジサイの花盛りだったのです。


四季があると、いろいろなことを季節にひっかけて思い出せますが、熱帯だとこうはいきません。
「あれは、何月ごろだったかしら?」
と悩むことになります。


小さかったアジサイの株は、少しずつ大きくなっています。


これまで、伸びたいだけ伸ばしてきましたが、ちょっと形を整えた方がいいかもしれません。


季節外れに咲くのが好きだった「墨田の花火」は、今年は季節に咲いています。


相変わらず、花の形は何故かよくありませんが。






2014年6月15日日曜日

花盛り

ハートホヤは、伸びてきた蔓を切ると花が咲きません。
しかたなく、伸びた蔓は添え木にからませるようにしたいます。


ところが、蔓は伸びたその時から硬くて、気をつけて曲げないとすぐ傷ついて、白い汁をぽたぽたと大量にたらします。形を整えながら曲げるなんて、できない相談なのです。

ここに越して来た時、周りには緑しかないのだから、室内に置く観葉植物は要らないと喜んでいたのに、いつの間にか増えてしまいました。

しかも、大きくなり過ぎて形が見苦しく、重くて持ち上げられないなら、何のために置いているのかと、自問自答してしまいます。


それでも花が咲けば、ちょっとは嬉しい。数えてみたら20ほど花がついています。


咲いた花もおもしろいけれど、


蕾も何だか面白い。


さて、花はたくさん見たので、花が終わったら株を切り詰めるかどうしようか、思案中です。
というのも、切り詰めたものは捨てるに忍びなくてきっと増やすだろうから、こんどは鉢が際限なく増えることになります。





2014年6月14日土曜日


我が家の下に打ち捨てられた梅林があります。
持ち主の方が入院したきりになり、その妹さんが亡くなり、もう一人の妹さんの家族が集落から引っ越しして行かれてから、人を頼んでやっていた草刈りも、梅の剪定も行われなくなりました。

我が家はあまり問題がないのですが、その下のちよさんの家では、境界線に植えてある杉の木が倒れて来ないか、気にされています。
実際、風の強い日に杉の木が倒れたことがありました。道を塞いでしまったので、夫がチェーンソーで切って、道がやっと通れるようになりました。

梅林から、はみだしてくる草は、放っておけば道を覆い尽くす勢いです。仕方なしにこの数年は、私が刈っています。
そして、
「草刈りしているからいいよね」
と、昨年初めて、道から手を伸ばせば採れる梅だけいただきました。それまで何年も梅は落ちて腐るだけでしたが、人さまのものだと思うと、なかなか手が出ませんでした。

昨年は梅酒を8リットルもつくりましたが、そうそう飲まないし、梅干しもつくったけれど、そうそう食べないので、今年はジャムをつくろうと思っています。


梅の木は十本くらいあります。
たった一本の、しかも道から手を伸ばして採れる枝だけで、こんなに収穫がありました。
ジャムにするなら、早すぎたでしょうか。置いておけばすこし熟すでしょうか。