どんぐりは、小さい頃から、最も親しみ深い種でした。
ところが、がっかりすることに、たいせつにとって置いて、しばらくして見ると、虫に食われてぼろぼろになっていたり、皮が割れてしまっていたりと、なかなか原型をとどめてくれず、泣く泣く捨ててしまったものでした。
しかし、このどんぐりたち、ちょっと黒くなっているのもありますが、10年も20年も経つのに、珍しく、しっかりと原形をとどめているどんぐりたちです。
ずいぶん前のことですから、記憶は定かではないのですが、たぶん南アフリカのヨハネスブルグで、街路樹の下に落ちていたものを拾ったのだと思います。
右はクヌギのどんぐりですが、比べてみると、丸いどんぐりはそれよりずっと大きいのがわかります。クヌギのどんぐりは、庭から拾ってきて見ましたが、全部虫に食われているので、たぶん、すぐに崩れてしまうでしょう。
細長いどんぐりも、コナラのどんぐり(右)を拾ってきて比較してみましたが、ずっと大きいのがわかります。
ヨハネスブルグの街路樹は、日本の街路樹のようにこてんぱんに刈り込んでなくて、そのまま伸ばし、大木で、とてもすてきでした。
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