南インドの、タミル・ナドウ州のマドラスから、バスで4時間ほど南下したところに、ポンディチェリという町があります。その、ポンディチェリの近くの村に一週間ほど滞在したことがありました。
村の道を歩きますと、ゆるい起伏のあるところをならして平らな道をつくったのでしょうか、道の片側や両側がちょっと削ってあって、背丈より低いくらいなのですが、いわゆる切り通しになったところが何ヶ所かありました。
その、土の断層が見えているところに、小石が入っている層がありました。20センチから30センチほどの厚みの層で、水玉模様のリボンのよう、斜めに走っていました。
小石はぽろっととれました。赤みがかっていて、丸くて、すべすべしていて、半透明なものもありました。私は朝に夕に、道を歩くたびに、一つ二つと小石を拾っては、ポケットに入れていました。
石のことはよくわかりませんが、石そのものにも「層」のような模様が見えるので、堆積岩なのでしょうか。
色といい、形といい、私の持っている石の中で、もっともきれいな石のひとつです。
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