2009年11月19日木曜日

初冬の味覚



拾いものではありません。貰いものです。

散歩の帰りに、竹さんに会いました。「菊を食べるか?」、と呼び止められていただいたのは、いつも食べている小菊ではなくて、大輪の菊の花びらでした。
「へえー。こんなのも食べられるんだ?」、「んだ。もらったんだ」。竹さんはたくさんの菊の花びらから4分の1ほど取り分けると、袋に入れてくれました。
それにしても、花びらの量たるや、半端なものではありませんでした。いつも、竹さんはいろいろな人からいろいろなものをもらっていますが、孫息子と二人暮らしだというのに、どれも食べきれないような量です。たぶん、あげる人も、竹さんが誰かにおすそ分けするのを見越しているのかもしれません。
というわけで、私もしばしばそのおすそ分けにあずかっているのです。




菊の花びらは、さっそく茹でて小分けにし、一つ残して冷凍しました。食べるときに解凍して、ポン酢や梅酢をかければいいのです。




なめこもいただきました。竹さんは大きな声で、「盗んできたんだ」と言っていますが、誰かに「採って行け」と言われて、貰ってきたものでしょう。これは今夜、タジン鍋で蒸して食べましょう。




数日前に、千代さんにいただいたゆず。今年、我が家ではどうしたことかゆずが一つもなりませんでしたが、千代さんの家では大豊作でした。
「勝手に、もいでっとくれ」、と言われているのですが、いただいたのを使うこともできないまま数日過ぎてしまい、早、葉っぱがしなびています。




で、今日は一念発起、寒いので外仕事はやめて、ゆずジャムを煮ました。家中にゆずの香りが満ちて、幸せなひとときでした。
できあがったジャムを千代さんに届けたら、「お天気がよくなったら、ゆずを採って行っておくれ」と、また言われました。
こんどは、大好きなピールでも」つくろうかと思います。

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