I・Sさんから電話がありました。
「ふくはらで樵さんがケヤキを切ったんだけど、どうしますか?」
「あれっ、ケヤキを切るのはやまと村じゃなかったですか?」
「それとは別口です」
「いただきます」
昨日、また薪をいただきに行ってきました。
「あの家かなぁ」
グーグルの地図をプリントしてきた夫がつぶやきます。
「ちょっと違うよ。あんなに手入れのいい家じゃないよ。ほら、あそこのうっそうとしているところじゃない?」
「そうだな」
先日、薪を拾わせていただいた
家でもおばあちゃんが対応してくれましたが、今回もそうでした。お連れ合いはもう亡くされているのです。
このあたりの家では、男手さえあれば、樵さんに頼まなくても木ぐらい切れます。ただ、50歳以下の男は使いものになりません。野良仕事も山仕事もしたことがなくて、なにもしない、なにもできない男性が、田舎にも増えています。
それでも、先日の家のおばあちゃんは力持ちで、身体がよく動き、家も片づいていましたが、こちらの家はどこもかしこも荒れていました。
欠けた甕、こね鉢、火鉢、古ぼけた子どもの乗りもの、昔樵さんに切ってもらった木などが、庭に散乱していました。
ケヤキの輪切りは重かったけれど、なんとか二人で軽トラックに積めました。
見上げると、まだまだ大きいケヤキが屋敷のまわりに何本も生えています。
人が手を抜くと、自然はすぐ盛り返すところが、うっとうしいところであり、おもしろいところでもあります。
いただいてきた木は、ほとんど割らなくては使えないものです。
2 件のコメント:
ケヤキですか!
これもまた硬い木ですねえ~
細工物には良さそう。
もやしたことが無いので火もちは分かりません。(笑)
Shigeさん
以前、製材屋さんの端材をもらっていましたが、ケヤキは薪として最高です。小さい頃、お風呂には松の薪しか使いませんでしたが、針葉樹はヤニが出て、ストーブや煙突を汚すそうです。
このケヤキは年輪も詰まったいいやつだったので、隣の木工屋さんに二つあげました。割るのが面倒になったら、もっとあげてもいいのですが(笑)。
このところ、木工屋さんは桜にはまっています。確かに白木のままで使うと、色あせた感じが出なくて、赤くて、桜はいいです。
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