夫が一人散歩から帰って来て、興奮しています。
「下の二十三夜供養塔はいつ建てられたものだと思う?」
「そうねぇ。明治かな、大正かな?」
「さっき、碑文を読んでみたら文化14年だよ」
「ひえええぇ」
どこに行くにも必ずその前を通る見慣れた石碑は、1817年建立、200年も前に建てられたものだったのです。
私たちはここに十年余りしかいませんが、この里に営々と住んできた人たちがいることに、改めて感動してしまいます。
その、二十三夜供養塔の前に落ちているドングリです。コナラのドングリですが長いのです。
見上げて見ても、よくわかりません。
コナラのほかにはカシノキもありますが、カシノキはまだ小さいし、カシノキのドングリなら、もっと短いはずです。
拾って来て、他のコナラのドングリと比べて見たら、やっぱり長い!
これが、我が家のあたりに毎年落ちている、私には全然珍しくないコナラのドングリです。
そう言えば、先日Sくんの裏山を歩いたとき拾ったドングリが、ポケットに入れっぱなしだったのを思い出して、出してみました。
「短くて丸い!」
Sくんの裏山では、ドングリが落ちたのが舗装道路の上ではなく土の上だったので、もう湿気で割れていて、たった二つしか拾えなかったものです。
ドングリの背比べと言いますが、似たりよったりどころか全然違います。
左がSくんの裏山のドングリ、真ん中が二十三夜供養塔の上のドングリ、そして右が我が家のドングリです。
この違いは、どう考えたらいいんでしょうか?
追加:
mmerianさんにコメントをいただき、マテバシイのドングリと、二十三夜供養塔の近くに落ちていたコナラのドングリを比べてみました。左がマテバシイです。
これは、違いが歴然としています。
ところが、Sくんの裏山で拾ったどんぐり(右二つ)は、以前拾ったカシのドングリと比べてみたらそっくりでした。
Sくんが、「雑木だけ残して全部切っている」と言い、サカキやアオキは切っていたので、てっきり常緑のカシも切っているのだろうと思い込んでいたのですが、
写真を見返してみると、カシがいっぱい切らずに残してありました。
杉やヒノキは切っているようでしたが。
これは、カシのどんぐりで、決まりでしょうか?
ちなみに、私は目隠ししたいところだけカシを残しますが、後は容赦なく切ってしまいます。
3 件のコメント:
長いのはマテバシイに見えて、短いのはアラカシに見えますが、殻斗がないと難しい!
ドングリ名人になかなかなれません~。
mmerianさん
殻斗もお見せすればよかったですね。どれも全部自然に生えた木で、しかもミズナラとかはこのあたりには生えていませんので、どれも間違いなくコナラです。Sくんの裏山にも、生えているのはクヌギとコナラです。
長いものは、マテバシイと比べると、一回り小さいです。
これを見ていると、どうしてドングリを見て樹種がわかるか不思議です。
Sくんの殻斗がせっかく拾ってきたのに見当たらない。他のはすぐ拾えるので、三つそろったらお見せします。Sくん裏山は傾斜がきつく、背骨を損傷して、転んだらお終いの私としては歩くのがきついので(笑)、秋になるかもしれません。
mmerianさん
本文に追加をしておきました。しっかり間違えていました。
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