夫が、このところスモモや栗に次いで切ったコナラやクヌギは、枝葉は燃やして、薪にする太い幹は、薪置き場の近くに運んで、積んであります。
短く切って、少しずつ薪置き場に片づけようと、チェーンソーを取り出して、切りはじめました。
積み上げた木のうえには、タマムシがうろうろしていて、仕事の邪魔をします。
飛んできたのもいましたが、おおかたは木の上を歩いています。あっちにも、こっちにも。大小5匹くらいいたでしょうか。
全然逃げません。
「あらっ、何しているの?」
そうか、木に産卵しているのです。
ケヤキの木の近くですから、切った木を置いていなかったら、ケヤキに産卵したものでしょうか。
卵管が見えているのもいます。
それを、薪の割れ目に差し込んでいます。
「それは、無駄な行為よ。これは薪なんだから」
それにしても、最後の力を振り絞っているのでしょうか。 木から落ちて弱々しくじたばたして、仰向けになってしまうのもいます。
「落ちたら蟻の餌食になるだけでしょう」
チェーンソーの手を止めて拾い上げてやったら、落ちたその場所に、すでに蟻の餌食になったタマムシの羽が横たわっていました。
長かったタマムシの季節は終わるようです。
4 件のコメント:
春さんの庭にはタマムシそんなに沢山いるなんて!いいですね。こちらでは滅多に見かける事はないのですが数年前、我家の庭に雄が一匹飛んできました。あとは、500M程先にある神社のクスノキで雌をみたのが最後です。卵を産みつけられた薪、私ならタカラモノのように大事にしちゃいます。(笑)
hattoさん
お久しぶりです。
今度遊びに来る小学生の女の子が、三年前に夫がタマムシを上げてからすっかり虫好きになったと聞いて、夫が薪のあたりを見に行きましたが、もういなかったそうです。
今年は、触れば獲れる状況でいっぱい、しかも長い間(二ヶ月以上)タマムシを見ましたが、仏心が出て(笑)いつも見るだけ、それでも二匹捕獲しました。
どうせ短い命だし(成虫になって二週間?)地面に落ちれば蟻に食べられるとは思っても、それが定めなのだから、捕まえない方が幸せだろうと思ったりして。
切った木に卵を産んでも育つのでしょうか?樹液を吸って生きるとして、一年くらいは樹液があるかもしれませんね。それにしても小さな卵が堅い幹の中で大きな幼虫になって、穴を開けて外へと旅立つなんて、とっても神秘的です。
ちょっと調べてみますと・・・・。切り倒された木に卵を産んでも育つようですね。2年もかかって成虫になるようです。(知りませんでした)
http://www.geocities.jp/tamamushiyatama/b.html
hattoさん
ありがとう。無駄な行為ではなくて、切った木に卵を産むのが普通なのですね。切り口には割れ目も多いし、産みやすそうでした。エノキだけという人や、ケヤキだけという人がいて、その二つかと信じていたら、桜、コナラ、クヌギ、カキにも産むのですね。としたら、ここには全部あるので、タマムシがいっぱいいるはずでした(笑)。でも、ぶんぶん飛び回るのは、うちではケヤキの周りです。
タマムシが卵を産んでいたような太い木は、まだ薪の長さに切っていません。先日は比較的細いのだけやっつけました。でも邪魔だからいずれ切りたいのですが、燃やすのを再来年くらいにすれば巣立ちますね。やってみます。
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