昨秋、のらさんが浜で拾った胡桃です。
届いた箱の一番上には「のらつうしん」が、
その下には、私が好きそうな絵本(図書館の廃棄図書)が入っていて、
その下に、オニグルミがたくさん入っていました。お菓子の箱も見えます。
もしかして、私の人生で、こんなにたくさんの胡桃を手にしたのは初めてでしょうか?
のらさんは浜辺をよく歩いているとはいえ、こんなに集めるのは大変だったことでしょう。
次の日、早速ストーブの上で胡桃を温めてみました。
温めると、中の空気が膨張して、殻に隙間ができて、割りにくいオニグルミも割れるというのです。
まず、温めたらいち早く隙間ができた胡桃に、スクリュードライバーを差し込んでこじ開けてみました。
隙間ができたものは、殻はきれいに割れるのですが、中身がからからに乾いたり、かびたりしたのが続きました。
流れ着いたのは、昨秋のものだけではないのでしょう。
中身がいい具合のものも、出てきました。
ドライバーを差し込んで開けると、二つには割れるのですが、中側の殻も硬いので、なかなか中身を取り出せません。
「四つに割ってみたけど、胡桃が食べられるのを拒否しているよ」
と夫。
確かに、胡桃は殻に閉じこもっています。
ここで作戦変更、ドライバーを差し込むのをやめて、御影石の上で金づちで割りました。温めたので殻がすっかり脆くなっていて、簡単に割れます。
しかも、中身がきれいなのが五割くらいあります。
なかに、リスか誰かが齧って、裏表に穴を開けたのも混じっていました。
リスの方がずっと上手に食べています。
追記:
のらさんから、リスではなくてアカネズミの食べ跡だそうです。どちらもげっ歯類ですが食べ方が違うそうです。
それに、そのとき一緒に使おうと思っていた文旦ピールも、つまみ食いして残り少なくなりました。
フルーツやナッツたっぷりのフルーツケーキは、どうやら夢に終わりそうです。
3 件のコメント:
おはようございます。
昔、我が家の前に大きなオニグルミの木が1本ありました。ある年、実が沢山拾えたので数を数えてみたら、なんと5000個以上ありました。もちろん全部数えたわけでなく、100個の重さと全体の重さをはかって計算してみたのですが。
我が家でオニグルミの殻を割る時は、一度水に浸けてから火であぶって、開いた隙間に日本刀の小柄(こづか)の刃を当てて、金槌で上から軽く叩くというやり方でした。その後中身を取り出すには、千枚通しなどで根気よくほじくってやるしかありません。オニグルミの場合、中身を大きなかたまりのまま取り出す事は出来ませんでした。だからそのまま食べる事はほとんどなく、おひたしの上にかけたり、味噌餅や寒天の中に入れたりして食べる事が多かったようです。
かねぽんさん
オニグルミは知っていましたが、普段売っているのが改良種のカシグルミだということ、恥ずかしながら知りませんでした。
記録とか数字には弱いのですが私ももらった胡桃を数えてみました。370個前後ありました。5000個なんて、嬉しいけれど、大変でしたね。20個くらい割っただけで、一大事業を成し遂げた気分でいます(笑)。
それにしても、かねぽんさん、その昔から、刃物とは深いご縁があったのですね。肥後守ではなく小柄を使ったなんて、すごい!
つまんで粉々になったのをくっつけながら食べていますが、今度お浸しにかけたり、ご飯に混ぜたりしてみます。クルミ入りのお稲荷さんはおいしいんですよね。
この欄にスマフォからコメントできない(できなくなった)のらさんから、水に入れて、沈んだのだけ送ればよかったねというメールが来ました。
海で拾ったままで、洗ってはないからとは聞いていたのですが私も、塩味がついていていいと水に浸けたりしませんでした。かねぽんさんが温める前に水に浸けてとおっしゃっているのは、そういう意味もあったのかと、今頃ながら納得しました。
また、本文にも追記しておきましたが、穴を開けたのはアカネズミでリスは別の開け方をするそうでした。
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