益子の城内坂通りに、いつも鉢植えの野草を素敵に並べている焼き物屋さんがあります。
野草というものは、一年中きれいに咲いているわけではありません。むしろ花の咲かない時期の方が長いし、草によっては一年の半分近く、地上部分が枯れてしまうものもあります。ところが、その焼き物屋さんは、いつの季節にも、美しい花を咲かせた鉢だけを、店の周りに配置よく、しかも山のように並べているのです。
増えすぎたから、というのです。
イチゲは一華と書きます。素敵な名前です。
真っ白な花が、枯れる前には、真ん中の部分が色づきますが、それも素敵です。
「地植えしたら増えますよ。半日影がいいです」
その半日影というのが曲者です。しかも、これから葉が枯れて、地表からは消えるそうです。下手なところに植えたら、忘れてしまいます。
二輪草は、半日影に植えたのに篠竹にやられて、あちこち動かしているうちに、消えました。
エビネも何度か移動して、ここに落ち着きましたが、覆っているドウダンツツジが育ちすぎて、自力で日の当たる方に越してきたのは花をつけましたが、
奥に残ったものは、去年も今年も花をつけませんでした。
タツナミソウや、ジュウニヒトエのように、居心地のいい場所を求めて勝手に移動する草はいいとして、イチゲはどこに植えたらいいのでしょう?
タマカンアオイも移動させてやらなくてはなりません。 花の咲かないエビネも移りたいでしょう。
半日影でも、西日が当たる場所は植物は嫌うし、半日影だと思っていても日陰になったり、一言で半日影と言ってしまいますが、難しいものです。
4 件のコメント:
姐さん住んでるところが青山ですね、
昨年枯れた「シオン」が復活しました
名前がいいなー
昭ちゃん
そうそう、青山だし、青芝生です(^^♪
私が小さいころ、祖母の家の庭ではなくて畑の片隅にシオンが植えてありました。昔の花は、ダリアにしろシオンにしろ丈が高かった、今は低いもの流行りです。
昭ちゃん、『赤毛のアン』は読みました?シオンの咲いている美しい庭、もう無人になったのに、庭だけひっそり残っているところに咲いていたシオンとか、いっぱい出てきます。
確かに、名前が素敵です。
姐さん随筆が好きなので
寺田虎彦や子規です。
「藪柑子」内容もいいけれど
表題の響きがいいなー
虎彦さんが「吉村冬彦」のネームで書いた
「橡の木」も持っています。
昭ちゃん
今はカタカナ表記ですが、花や木の名前、素敵なのがいっぱいありますね。素敵じゃないのもあるけれど(笑)。
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