2010年12月25日土曜日

バナナの花






我が家には、陶芸家のMさんから株分けしていただいた、バナナがあります。
ずいぶん大きくなりましたが、新芽はよくイノシシに折られるので、なかなか株が大きくなりません。

このような葉っぱは、このあたりでも見かけますが、みんな芭蕉だと思っていました。
だから、数年前に、陶器市のIさんの店先で、お皿に、庭で摘んだというバナナの花を乗せているのを見たときには、びっくりしました。

バナナは、一本の木(草)には、一生に一度実をつけるだけです。でも、脇から、次々と新しい芽が出てきて育ち、それに実がなるので、株としては、命を何年もつないでいきます。
芽を出してから、実が生るまで、確か二年くらいかかります。だから、冬の寒さの厳しい日本では、温室でもなければ実がならないだろうと、思っていたというわけでした。




先日、お餅搗きで、その陶芸家のIさんのところに行くと、バナナが林になっていました。
そして、上の方を見ると、




花がつき、実がなっていました。

タイの人々は、この花を、薄切りにして、トウガラシ、ニンニクを叩いてナムプラーを加えたタレや、焼きそばと一緒に食べます。しゃりしゃりと食感がよく、ちょっと苦味があります。
カンボジアでは、牛タン屋さんで、焼いた牛タンのつけ合せに、まだ青いバナナの実を、皮ごと薄切りにしたものがついてきます。こちらもほろ苦い味がします。

Mさんが、「もらって行けば」と言ってくれましたが、見るだけで十分でした。そのうち、我が家のバナナの花が咲くのが楽しみです。

バリ島のお土産


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