2011年11月9日水曜日
おもしろい実、ア・ラ・カルト
富岡まで行って、こばやしジャム店で買った、残りの種子たちです。
Dracontomelon dao、ドラコントメロン・ダオ。なんだか学名と思えないような、親しげな名前です。
タイの森でも一般的な木のようですが、まったく知りませんでした。
タイ語でプラチャオファープラチョン・タコ、これも長い名前です。
Tomokiさんのお話では、五つの穴が塞がっていると、お坊さまに見えるので、タイ人はお守りとして求めたりしているとのこと、知らなかったなあ。
五つ穴の開いた、実の先の部分と同じくらい、
生り口の方もくしゃくしゃしていて、趣があります。
ドラコントメロン・ダオは、
「まっ、ついでにこれも買っておくか」
と、軽くいただいてきた実でしたが、思いのほか奥が深くて、楽しめました。
Xylomelum angustifoliumは、西オーストラリアの実のようです。
ユーカリの実です。
ユーカリは、自然界に700種類ほど、栽培種を含めると、1,000種類を越しています。実も、大小いろいろな形があります。最初はピンクっぽく、香りもよくて、次に白青っぽくなり、やがて褐色になって化石のように硬くなるところが、おもしろいところです。
これはリース材料などとして、ありふれて売られている実で、一般名がガムナッツです。
ガムナッツとは言うものの、いったいなんだろうと調べてみましたが、ユーカリの図鑑は持っていないし、それ以上わかりませんでした。
この鳥の顔がたくさんついているようなのも、ユーカリの実です(あっ、違ったかな?)。
スパイダーガムボールと呼ばれているようです。何故スパイダーか?それは、「鳥のくちばし」の上に、曲がりくねった角があるからです。
これは、角が取れたもの、そして生り口の方から見たところです。
なにか、心がありそうで、おもしろい実です。
けっこう大きなラフィアの実です。私は、ラフィアの実も好きだったのかしら?見過ごせませんでした。
大きい方の長径が10センチくらいです。
もしかして、左はRaphia fariniferaでしょうか?
だとしたら、あこがれのマダガスカルからはるばる来た実ということになります。
中で、ことこと音がするのも、好きです。
右は、ブラジルのタグア、Raphia taedigeraではなかろうかと思います。
病み上がりを口実に、作業もせずに植物で遊んだ数時間でした。
追伸:
Tomokiさんが、五つの穴が詰まっていて、それをタイ人が仏さまの後光に見立てているという、穴の開いていないドラコントメロン・ダオの写真を送ってくださいました。
どうやって取って穴を開けるのか、不思議なくらいその部分は硬くくっついているそうです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
ユーカリの花は蕾の状態のときに、雄しべを格納するキャップのようなものをかぶっているんですが、スパイダーガムはこのキャップが細長くて、まるで足の長い蜘蛛のように見えるのでそれで、スパイダーガムの名前が付いています。
小林商会さんのところで、この蕾の状態のものも売られています。
スパイダーガムで調べると、Eucalyptus lehmaniiとEucalyptus conferruminataという二つが出てくるんですけど、どちらが本当なのか、両方とも同じような実をつけるのか馴染みのない木なのでよくわかりません。
Tomokiさん
ありがとうございました。
ユーカリと信じていたのですが、小林商会のHPには、アフリカ原産と書いてあったので、あせってしまいました。
足のついたのは、買い忘れてしまいました。今度の楽しみにしておきます。
スパイダーガム以上に探り当てられなかったのですが、Tomokiさんさすがです!
ネットで両方見てみました。やっぱりユーカリっておもしろいですね。カマルドレンシスは嫌いですが(笑)。
コメントを投稿