2012年4月6日金曜日
重曹でつくる葉脈標本
Tomokiさんから、葉脈標本のつくり方を教えていただきました。重曹を溶かしたお湯で煮るという手軽さです。
早速、ヒイラギモクセイの葉三枚、ヒイラギの葉三枚を十倍に薄めた重曹で煮てみました。
どちらの葉も肉厚で、硬くて、本当に溶けるかしらと不安に思い、ちょっと薄手のガジュマルの葉も一枚加えました。
ガジュマルはクワ科ですから、インドボダイジュのお仲間です。
ヒイラギモクセイの葉もヒイラギの葉も反り返っているので、重曹湯のなかに浸りきらず、ときおり菜箸で沈めてやったり、裏返したりしました。
液から出ている部分は、重曹が粉を吹いたように白くなっています。
レシピには、30分ほど煮ると、とろんとして沈むとありますが、ガジュマルは20分ほどでとろんとして、一部勝手にはがれてきました。
取り出してみると、ブラシでこするまでもなく、穴が開いています。
あーん。失敗!
重曹湯がガジュマルには強すぎたか、それとも、我が家のガジュマルは年中室内にいるために、葉がすっかりひ弱になっているのかもしれません。
さて、肉厚のヒイラギモクセイとヒイラギは、30分煮ても、多少薄皮がはがれたのがあるだけ、柔らかくもなりません。
しかたない、水を足し足し、あと20分煮て、さして変化も訪れないので、ギブアップしました。
右がヒイラギモクセイ、左がヒイラギ。
ヒイラギは、多少葉脈が見えてきています。
あと一息かもしれませんが、あと一時間かもしれません。
レシピではナンテンを使っていますが、もしかしたら葉によって重曹の割合が微妙に違うのかなぁ。また、乾燥させた葉を使うと、どうでしょう?
副産物は、お鍋の掃除でした。
左が重曹湯で葉を煮たお鍋ですが、ぴっかぴかになりました。
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5 件のコメント:
私もHPを見てやってみようかなぁ、と思っていました。
鍋がピカピカになるなら、やる価値がありそう!
葉っぱは、薄いものがいいのかもしれませんね。
mmerianさん
あはは、忍耐力や細心の注意が足りなかったかもしれません。
歯ブラシとか亀の子だわしで時折叩いてみたけど、びくともしなくって。
葉脈標本が出来上がったら、ナンテンよりヒイラギの方が素敵だと思ったんだけど、まずナンテンで試してみればよかったですね。
またやってみるかって?考えてみます(笑)。
これ、なかなか難しいでしょう。
前に青桐のフネの実、普通のヤツを葉脈だけにできないかとやってみましたが、思うようにならず、自然にできた方がずっとキレイでした。
煮ているうちにタネが外れちゃって・・・(笑)
Shigeさん
その節はありがとうございました。大切にしています。
重曹で煮るにはたぶん微妙な塩梅があるのかもしれません。まあ、お鍋がピカピカになって、よかったです(笑)。
魔法のように短時間できれいにするには、やはり薬品を使う以外いないのかもしれません。
そう考えると自然(虫?)の力はすごいですね!
thanks for sharing...
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