まさか、まさか、自分の家の細い篠竹に竹の花を見るとは、思いもしませんでした。高さ50センチほどの細い篠竹です。
日本で竹の花を見るのは、生まれて初めてです。タイで、花が咲いて真っ白になっている竹は、何度も見たことはあるのですが、高いところだったのか、藪で近づけなかったのか、近くでまじまじと見たことはありませんでした。
これが、タイで飢饉の年には集めてお米代わりに食べたという、竹の花です。
最初、虫でもついているのかと思いました。
見まわすと、別の篠竹にも、花がついています。ちょっと遅れていますが、そのあたり一帯の篠竹に花が咲きそうです。
まさにこれから出てこようとしているのもありました。
「どうやって、花が咲いているのだろう?」
採って来て普通の篠竹と比べて見ました。
葉の出方が違います。
葉が密に重なって、そのあいだあいだから花が出ていました。
6 件のコメント:
こんな生えたばかりの小さなものでも、花がつくんですね。竹は種類によっては、60~120年に一度の周期で花が一斉に咲き、一斉にその竹林が枯れると聞きますが、この篠竹はどうなんでしょうね。お米の代用として食べていたとは知りませんでした、が形状がそれを納得させます。
hattoさん
まさか、篠竹に花が咲くなんて、考えても見ませんでした。そう、ほとんど咲くのを見ることがないほど長いスパンだと思っていたら、タイではわりとあちこちで咲いているのにびっくりさせられましたが、篠竹に咲くなんて、またまたびっくり。竹の花にはびっくりさせられてばかりいます(笑)。
今年は、他の場所でも咲くのでしょうか?もしかしたら、家のだけだったりして(笑)。
おー、これがウワサの竹の花ですか!
(噂してたのは私でしたか…)
実というか種子になったら、イネ科なだけにお米みたいで美味しいとか、飢饉のときには食べたとか…いろいろ書いてありましたが。
篠竹の実は食べられるんでしょうか…?
karatさん
なんか、分解して写真を撮りながらお米が実るときと似ているなと思ったんですが、これから実になるんでしょうかね?
タイで、私が竹の花を初めて見たとき、元同僚が、彼のお母さんが小さいとき、食べるものがなくてひもじいとき、竹の花を集めてお米代わりに炊いて食べたという話を思い出して、彼自身も3年間森の中に潜んでいたとき、竹の花を食べたと言っていました。竹の花でどうしてお腹が膨れるのか疑問でしたが、確かに花が咲くと実になるのでしょうか?もう少し注目してみます。
ちなみに、森に潜んでいたのは学生運動で政府に弾圧された人たちで、1980年頃だったか政府が不問にするというお達しを出したので、たくさん森から出てきました。彼自身は森に入ったとき大学生ではなく高校生だったので、若くて、気も弱く、ときおりある戦闘とかには加わらず、食事係をしていたようです(笑)。
どういう政治的背景があるかも、申し訳ありませんが全く知りませんが、「たくさん森から出てきました」って面白いです(^^)。
たくさん森にいたんですね…。
森に隠れられるくらい、深い森だったんですね…。
karatさん
民主的権利獲得運動が激しくなり、1976年に大学で集会を開いていたときに警察や右翼大衆組織が包囲して、たくさん学生が虐殺されて、残りがそのまま森に入りました。しかし3年後にはタイを取り巻く国際情勢も変わり、「もう出てこい」と言われて、当時の新聞に載っていましたが、最後まで残っていた連中がぞろぞろ出てきました(笑)。途中で出て来ていた人もいます。ほとんどが高学歴者で、多くはNGOに流れたのですが、学者になった人も多いし、小説家もいました。今では完全に社会復権しています。そんなところが、タイ社会の面白いところです。
そして、karatさん鋭い!そう、まだ森がたくさんあったのですね、当時は。森が切れたところなんかでは、お百姓さんが助けてくれたようです。彼だけじゃなくて、元同僚には彼を入れて森組が6人もいました(笑)、ちょっと面白い人に会うたびに、「もしかして、あなた森にいた?」なんて聞いたりして。中にはよく名前を知られたヒーローやスーパーヒーローもいました(笑)。
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