グランドカバー植物

 

Kさんの家にうかがいました。
家の前にびっしりと緑が広がり、可憐な花が咲いています。
「わっ、いい感じ」
土とコンクリートの犬走りの際にうえられたものでしょうか、砂利を敷いた方へ、犬走りの方へと旺盛に茎を伸ばしています。
ヒメイワダレソウです。

「これでどのくらいかかりました？」
「四年くらいかな」
「早っ」

グランドカバー植物は、見た目がいいだけではなく、他の雑草を抑えます。
最初、まだちょぼちょぼのときは、その間に生える雑草を抜くのが大変ですが、地表を覆ってくると、次第に草むしりが楽になります。
このツルニチニチソウは、いただいてから四年ほど経ちますが、やっと他の草を抑制するほど広がって来たところです。

ムラサキサギゴケは好きなのですが、なかなかうまくいきません。
乾燥に弱く、いつも雑草に押されています。

これは天然のグランドカバーのクローバーの間に、メヒシバが生えているところです。
このくらいの高さで止まってくれれば、クローバーでいいのですが、放っておくと丈が高くなってしまい、庭が雑然とし、足の短い犬はその上を歩けなくなってしまいます。

Kさんの家をおいとまするとき、犬走りに伸びたヒメイワダレソウをいただいてきました。
クローバーとメヒシバを抜いて代わりに植えましたが、はびこってくれるでしょうか？

グランドカバー植物は、あまり丈が高くなく、しっかり地表を被覆し、踏まれても強く、他の植物に負けにくいものが、使いやすいものです。我が家でも、いろいろ試してみています。
ヒメイワダレソウ（Lippia canescens）は芝生と植え替えることもできるとか、どう育つか楽しみです。