2010年12月24日金曜日
青いパパイヤ
陶芸家のMさんから、青いパパイヤをいただきました。パパイヤの木を持っている人が、「味噌汁に入れてもうまくないし」と、もてあましていたのを、いただいてきたのだそうです。
久し振りの青いパパイヤ、さっそくソム・タムをつくりました。
まず、皮を剥きます。
中が空洞になっているので、そこまで到達しないように、でも十分切れ目が入るように、包丁でとんとん叩きながら、細かい筋目をつけていきます。
筋目がついたら、それを薄く削ぎます。
すると、千切りのパパイヤができます。
未熟な実ですから、空洞にはまだ種もできていません。
破れないよう、満遍なく削いでいきます。筋目の深さが足りなかったら、また、包丁を直角にして叩き、筋目をつけてから削ぎます。
トッピングのピーナツは、煎って皮をとり、荒く刻んでおきます。
クロックにニンニクとトウガラシを入れて叩きます。
つぶれたら、乾しエビも入れてさらに叩き、ナムプラー、ライムの汁、砂糖で味をつけます。あればプチトマトを二つに切ったものも入れますが、ないので省略しました。
そこに、パパイヤを入れ、匙で混ぜたり、味をなじませるためにちょっと叩いたりしながら、味を見て、ライム、ナムプラー、砂糖などを足し、味を整えます。
トウガラシは大勢で少量ずつ食べるときはたくさん入れますが、ソム・タムそのものをたくさん食べたいので、今日は控えめの二本でした。
刻んだピーナツをかけて、できあがり。
コリアンダー(パクチー)を飾るとよかったのですが、庭で、これから厳しい冬を生き延びようとしているコリアンダーの葉を摘むのがかわいそうで、なしにしました。
蒸したもち米(カオ・ニヤオ)と一緒に食べました。美味でした。
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5 件のコメント:
おいしそう!
ソムタム大好きです!
青いパパイヤは中身が空洞なんですね。
でも日本で食べるニョクマム風味が現地ほどおいしく感じないのはなぜでしょう?
春さんはアジアの道具は何でもお持ちでしょうに、包丁が例の「二枚舌」でないところに注目!
やっぱり使いにくいのですか?
toki-sappさん
確かに、ナムプラー(ニョクマム)だけでなく、いろいろ調味料やスパイスは、現地で食べるほど、美味しくないかもしれませんね。他の食材との取り合わせでしょうか。
でも、ナムプラーは我が家ではもはや一般調味料の一部で、炒め物などは、ほとんどナムプラー味です。
ところで、二枚舌包丁ってなんですか?もしかしてヴェトナムの包丁?
ヴェトナムは何度か行ったし、市場ものぞきましたが、ほとんど何も仕入れてきませんでした。
刃が二枚あるのですか?
以前、タイの包丁(中華包丁の安っぽいの)は持っていましたが、なくしてしまいました。骨付きの鶏をぶった切るには便利でしたが、細かいことができなくて,,,。
toki-sappさん
「二枚舌」包丁を発見!
平松洋子の『アジアの美味しい道具たち』にある、「先を急ぐ包丁」ですね。
カンボジアの市場なんかで、あれを使っているのを見たことがあります(ヴェトナム人も多いから)。
たぶん、フランスパンのサンドイッチに入れる、パパイヤのなますのようなヤツ(平松洋子は別の本で大根と間違えているのだけれど)もあれで千切りにするのかもしれません。
でも、ソム・タムはタイ東北部やラオスの、由緒正しい田舎料理ですから、普通の包丁でとんとんと叩きます。
そうです!私も平松さんの本で見たんです!
あれは「横着グッズ」なんですね。
本当はきちんと削ぎ切りして作るんですね・・・おいしそうです~。
ベトナムではやはりソムタムが作りたくてレモンゼスターのようなものを買ってきましたが、ぜーんぜん切れなくて残念でした。
結局使えた台所道具は一個もなかったような。
サーバーなどはとてもよかったけど。
チープなものなんかじゃなくて、石のクロックをひとつ買ってくればよかったなあ。
toki-sappさん
二枚舌包丁も、使いこなせば、便利なんでしょうね。レモンゼスターみたいなのも、皮むきも見たことあります。
刃物は大好きなのですが、市場で売っている刃物は、鉄がとろっとしていないし、取っ手も、つくりも雑で、形がおもしろくても、なかなか買う気になりません。どうしても、古いものに目が行ってしまいます。
まあ、自分でとろっとするまで、使い込めばいいんですけれど(笑)。
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